高次脳機能障害

高次脳機能障害とは、交通事故などで脳が損傷を受けたことによって、脳の認知機能に障害が起きた状態のことをいいます。高次脳機能障害になってしまうと、言葉を口にすることができなくなったり、記憶力が著しく減退する記憶障害になってしまったり、重い障害の場合には寝たきりになってしまったりします。

高次脳機能障害は、外見上は分かりにくい場合が多く、後遺障害等級の認定の判断がむずかしいケースが多いです。

適正な後遺障害等級の認定を得るためには、交通事故専門の弁護士の指導のもと準備することが必要だと思います。また、すでに自賠責保険の事前認定や被害者請求において後遺障害等級が認定されている場合には、等級認定が適正であるかどうかについて、専門の弁護士に相談し、状況によっては異議申立ての手続をする必要があります。